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たかすメロディーホール自主文化事業  (第1弾)

ページID:0007745 更新日:2026年5月15日更新 印刷ページ表示
11 住み続けられるまちづくりを3 すべての人に健康と福祉を

【歴史郷土劇】


『博士と過ごした無駄な毎日』

~実戦を知らない翼と、私たちが懸命に生きた日々~

太平洋戦争末期。

木製戦闘機の製作に関わった人々の姿を通して、あの時代を生きた「名もなき日々」を見つめる歴史郷土劇。

劇団words of heartsが、江別を舞台にした史実をもとに描きます。
チラシ画像

公演情報

  • 日時

 令和8年7月12日(日曜日) 15:00開演(14:30開場)

 ※開場時間前には建物に入ることができませんのでご注意ください。


  • 会場

 たかすメロディーホール


  • 料金

 一般 2,500円 / 高校生以下 1,000円
 ※当日券は各500円増


  • チケット発売日

 令和8年5月10日(日)


  • プレイガイド

 ◆篠原商店(0166)87-2004
 ◆北斗地区住民センター(0166)87-2755
 ◆JAあさひかわ北野資材センター(0166)59-3880
 ◆鷹栖町物産館「たかまーる」(0166)56-1166
 ◆コーチャンフォー旭川店(0166)76-4002
 ◆たかすメロディーホール(0166)87-2500
 ◆チケットforLINE(オンライン販売)


  • 代金引換発送可(たかすメロディーホールにお電話ください/送料・手数料別途)

優待

  • 鷹栖町内小中高校生及び在学生は優待券(無料)をお渡しします。

こちらから申し込みください。<外部リンク>

  • 鷹栖町老人会会員の方は公演割引券と引き換えで1,000円割引になります。詳しくは事務局(鷹栖町社会福祉協議会)にご確認ください。

 

作品について

歴史郷土劇『博士と過ごした無駄な毎日』は、太平洋戦争末期の江別を舞台に、木製戦闘機の製作に関わった人々を描く作品です。

戦争を大きく説明するのではなく、その時代のなかで働き、迷い、日々を生きた人々の時間に目を向ける演劇です。
華々しい戦果ではなく、記録の陰に埋もれがちな「懸命に生きた毎日」を、静かに、しかし確かに立ち上げます。

あらすじ

太平洋戦争末期。
戦況の悪化により、金属資材は不足し、木を材料とした戦闘機づくりが進められていました。

舞台は江別。
戦争のただ中にありながら、現場には日常があり、仕事があり、人それぞれの思いがありました。

本作は、木製戦闘機の製作に関わった人々の姿を通して、時代に翻弄されながらも、その場所で確かに生きていた人々の時間を描きます。

見どころ

1.江別の史実をもとに描く、北海道の物語

本作は、太平洋戦争末期の江別で進められた木製戦闘機づくりを背景にした、北海道の歴史に根ざす作品です。


2.戦闘ではなく、「生きていた時間」を描く演劇

大きな戦局や戦果よりも、その時代のなかで働き、迷い、生きていた人々の時間に光を当てています。重い題材を扱いながらも、人の営みとして受け止められる作品です。


3.知識がなくても届く作品

戦争史や航空機の知識がなくても、登場人物たちの関係や日々の感情を通して、作品世界に自然に入っていくことができます。

写真で見る舞台の空気

劇中写真001
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劇団・出演者・スタッフ

  • 劇団紹介

劇団words of heartsは、2008年に現代表の町田誠也(まちだせいや)氏が旗揚げした劇団です。2012年から活動が本格化し、これまで20回の自主公演を行っています。
旗揚げ当初はハートフルなコメディタッチの作品を発表していましたが、2016年の第11回公演「ニュートンの触媒」では、世界初の合成繊維「ナイロン66」を発明したアメリカの科学者、ウォーレス・カロザースの生涯を描き、好評を博しました。特に舞台上で実際にナイロン66を合成するシーンは、観客に大きな驚きをもたらしました。
以降、ナチスドイツ時代の医者、ヨーゼフ・メンゲレを主人公にした「アドルフの主治医」や、谷崎潤一郎の「春琴抄」の世界観を大正時代のすすきのに移して描いた「春燕と手曳き、更には陰と光の抄」など、人間の深層心理を重厚に描く作品でも大きな支持を集めています。また、「ニュートンの触媒」は札幌演劇シーズン2021・夏にも選出されました。
2022年には、太平洋戦争末期に当時の江別町で製造されていた木製戦闘機キ106をテーマに「博士と過ごした無駄な毎日」を発表しました。2025年6月には、物語の舞台となった江別市で公演を行っています。

公式サイト:https://words-of-hearts.com/<外部リンク>

 ・ 出演者紹介・コメント
袖山このみimage

袖山このみ
(劇団words of hearts)as 宮本千絵

<プロフィール>
2011年頃より舞台活動を開始し、弦巻楽団作品への参加をはじめ、様々な舞台作品に出演。また活動は舞台にとどまらず、ラジオドラマなどの分野にも関わるなど、幅広く活動中。

<コメント>
鷹栖町の皆様こんにちは!「戦争」は怖く辛いイメージがありますが、今作では戦時下の「日常」がテーマとなっています。
江別の町で、戦時下の日常を彼ら彼女らはどう過ごしたのか...ぜひ劇場で目撃してください!

飛世早哉香image

飛世早哉香
(OrgofA / in the Box)as 黒坂妙子

<プロフィール>
劇団「OrgofA」主宰。俳優自らが主体となって舞台公演作を行うスタイルで活動を展開し、継続的に作品を発表している。道内外の劇団への客演参加も多い。

<コメント>
本作は81年前の江別が舞台です。
そこに出てくる木製戦闘機キ106に使われた木は鷹栖町から伐採されたものも使用されていたようです。縁がある作品です。
「博士と過ごした無駄な毎日」を鷹栖町の皆様へ届けることができるのがとても楽しみです!

服部一姫photo

服部一姫 as 船尾トミ

<プロフィール>
2022年より札幌を拠点に俳優・ラジオパーソナリティーとして活動中。加えて、広報としてSNS運用にも注力している。舞台を中心に、活動の幅を広げている。

<コメント>
鷹栖町でこの作品をお見せできることがすごく嬉しく、楽しみな気持ちでいっぱいです!
彼女たちの博士と過ごした毎日を、ぜひ劇場で見届けてください。たくさんの方へお届けできますように!

長流3平image

長流3平
(3ペエ団☆新札幌)as 藤塚善太

<プロフィール>
「3ペエ団☆新さっぽろ」団長。自身の団体において脚本・演出を手掛ける。地域に根ざした演劇活動を継続しつつ、独自の作品づくりを行っている。

<コメント>
長流3平(おさるさんぺい)と、申します。words of heartsさんには今回初めて参加させてもらいました。
北海道の歴史にこんな史実があるとは驚きです。勉強になりますねぇ。
今後もこの作品を続けたらいいのにと、思ってたりします。

本庄一登image

本庄一登
(演劇家族スイートホーム)as 浅野浩平

<プロフィール>
「演劇家族スイートホーム」所属。北海道内を中心に舞台出演を重ね、幅広く活動している。今回の舞台では過去と現在をつなぐ「語り部」として存在感を放っている。

<コメント>
たくさんの方に届いて欲しいこの作品を、鷹栖町の方々にも見てもらえる機会をいただけて本当に嬉しいです!
楽しんでもらえるよう精一杯やれることをやって、最高のステージにできるよう頑張ります!

  • スタッフ紹介
作・演出:町田誠也(劇団words of hearts)
舞台監督:坂本由希子
演出助手:らいか
製  作:佐藤紫穂(ex.fiction)
舞  台:高村由紀子
音  響:高橋智信(劇団fierworks)
照  明:成田真澄
衣  装:大川ちょみ
小 道 具:忠海勇(劇団亜魂)
音楽制作:町田拓哉(町田音楽工房)

テーマソング 『空』 ~桜庭 和~

本作のテーマソング「空」は、シンガーソングライター 桜庭和 さんが演劇「博士と過ごした無駄な毎日」のために書き下ろした楽曲です。

舞台の世界観と深く結びついたこの一曲を、終演後のアフターライブや開場時の舞台でお届けします。

物語の余韻を音楽で感じていただく、もうひとつの鑑賞体験としてお楽しみください。

桜庭和
〇桜庭 和 (さくらば ひとし)
歌手/シンガーソングライター

北海道美深町生まれ(美深町初代観光大使) 
江別市育ち(えべつ観光特使)
これまで多くのTV-CMタイアップソングを提供・歌唱。
「泣き笑うコンサート」。
優しく温かい楽曲の世界観と、楽しく胸弾むコンサートは 多くのリスナーへと広がり、観衆の心を引き付ける。 レギュラー番組「桜庭 和のMorning Set」(FMノースウェーブ)で DJを務めるなど、トークの評価も高い桜庭 和のコンサートは 世代を超えて好評を博している。
シングル「あなたに見せたくて」で歌手デビュー。 これまで数多くのTV-CMソングを提供、歌唱し、 映画挿入歌、劇団・舞台、イベント、小学校への楽曲提供を手がける。 FMノースウェーブ『桜庭 和のMorning Set』でラジオDJを務め、 TV-CMナレーション、朗読ライブを行うなど、表現者・講話者として幅広い分野で活動。 コンサートはもちろん、各市町村(事業公演)・教育関係(芸術鑑賞、PTA研修会など)から 注目を集める。

〈多方面での社会貢献活動〉
・北海道警察 交通安全アドバイザー ・北海道絆menづくりプロジェクト名誉会員 ・刑務所プリズンコンサート実施 ・ピンクリボン活動 ・犯罪被害者支援活動 ・レッドリボン活動

鷹栖町とのつながり

本作の舞台は江別です。

一方、鷹栖町の郷土誌「オサラッペ慕情(第1巻)希望の大地」には、松平農場の「記念森」から飛行機用材としてタモの木が供出されたことが記されています。

舞台上で、鷹栖からの運搬過程そのものが描かれるわけではありません。

しかし、鷹栖町に残るこうした記録をたどると、この作品の背景にある時代が、この町とも確かにつながっていたことが見えてきます。

 

郷土誌表紙

アナザーストーリー

森が翼に変わる日
― 鷹栖の木が、戦時下の空へ向かったころ ―


本編とは別の角度から、作品世界の背景を感じていただくための読み物です。
※以下は、鷹栖町の郷土誌に残る記録に着想を得て構成した創作です。
※演劇『博士と過ごした無駄な毎日』本編のあらすじではありません。

森と木材の搬出を想起させるイメージ画像
イメージ画像です。

森に、日の丸が立てられた

昭和19年の冬。 鷹栖村、松平農場の「記念森」は、昼なお暗い森だった。 開拓の苦しさも、季節の巡りも、黙って見つめてきたタモの巨木。 人の手ではどうにもならない年月を、ただそこに立って重ねてきた木々だった。

その森に、日の丸が立てられた。 前年の昭和18年、金属資材の調達が行き詰まった陸軍が、木製戦闘機の製造を立案した。翌年、江別に工場が設けられ、飛行機用材として木が求められるようになった。 記念森のタモに、白羽の矢が立った。おはらいが行われてから切り倒されたと、郷土誌には残されている。


泥にまみれて、空へ向かう

木が一本、また一本と選ばれていく。 ただの伐採ではない。 長くこの土地に根を張ってきたものが、国の命令のもとで、別の役目へ送り出されていく瞬間だった。

斧が入る。幹がきしむ。 大きな木が倒れるたび、森の空がひらき、そこだけ不自然に明るくなった。

まっすぐにすくすくと伸びた良質なタモは、短く刻まれることなく、長いまま運び出されたという。 泥の道。曲がりきれない長材。馬の力、人の力、声を掛け合いながら動く手。 十三号道路へ出るまで、ずいぶん手間取ったと記録は伝える。

空を飛ぶものの材料が、泥にまみれて進んでいく。 それはどこか矛盾していて、それでも確かに、その時代の現実だった。


翼は、空を飛んだ

やがてその木は、江別の現場へとつながっていく。 風雪に耐えてきた年輪が、今度は空気の抵抗に耐えるための部材になっていく。 それは技術の話である前に、時代の話だった。 不足のなかで、あるものを使うしかなかった時代。 選べるようで、ほとんど選べなかった時代。 人も土地も仕事も、その流れのなかに組み込まれていった。

こうして生まれた翼は、確かに空を飛んだ。 丘珠の空で試験飛行は成功し、時速560キロを記録したという。苦肉の策として生まれた木の機体が、当時の主力戦闘機にも引けを取らない速さで大空を切った。 それでも、その翼が実戦の空で役目を果たすことはなかった。 二号機が完成したとき、時代はすでに終わりを告げていた。 多くの手を渡り、かたちになり、空まで飛んだものが、それでも行き場を失う。

森も、変わった。 松平農場のシンボルだった記念森は、あの伐採をきっかけに少しずつ緑を失い、やがて小さくなっていった。木が消えたあとの空白は、誰も埋めることができなかった。


その誰かの毎日は

いま振り返れば、それを「無駄」と呼ぶことはできるのかもしれない。 けれど、その日々を生きていた人たちにとっては、一日一日が、ただ目の前にある現実だったはずだ。

木を見送った人。 泥に足を取られながら運んだ人。 加工した人。 命じられた仕事を黙って引き受けた人。

その誰かの毎日は、簡単に「無駄」の一言では片づけられない。

かつて、この町の森は翼の材料になった。 松平農場の記念森に立っていたタモは、泥道を越え、工場で姿を変え、翼になった。 その翼は、空の果てまでは届かなかった。 けれど、木を見送ったこの町の記憶は、静かにここに残っている。

機体が試験飛行のために屋外に搬出されるイメージ

公演情報

歴史郷土劇『博士と過ごした無駄な毎日』
~実戦を知らない翼と、私たちが懸命に生きた日々~

【日時】
令和8年7月12日(日)15:00開演(14:30開場)

【会場】
たかすメロディーホール

【料金】
一般 2,500円 / 高校生以下 1,000円
※当日券各500円増

プレイガイド
・篠原商店(0166)87-2004
・北斗地区住民センター(0166)87-2755
・JAあさひかわ北野資材センター(0166)59-3880
・鷹栖町物産館「たかまーる」(0166)56-1166
・コーチャンフォー旭川店(0166)76-4002
・たかすメロディーホール(0166)87-2500
・チケットforLINE(オンライン販売)
■代金引換発送可(たかすメロディーホールにお電話ください/送料・手数料別途)

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主催 鷹栖町・鷹栖町教育委員会
共催 公益財団法人北海道文化財団
後演 北海道・鷹栖町老人会