松田鉄工株式会社

専務の松田征裕さん、常務の松田基樹さんに伺いました。

　一言で言うと「絆の取れた会社」です。会長が「和」を大切にしていたこともあり、和気あいあいとやっています。

　建物の骨となる鉄骨を加工する職人です。出来上がった鉄骨で工場、ビル、コンビニなどの骨組みを作ります。
　職人と言っても切ったり削ったりという作業は全て機械がやりますので、人間はパソコンに数字をセットして見守るだけです。現場で経験を積んで、クレーンの操作など資格を取るための研修にどんどん行ってもらい、あとは先輩について一から一緒にやっていく感じです。今は機械化によりパソコンで管理されているので、重たいものを抱えたりする作業はほぼなく、汚れもかなり少ないんですよ。

　形に残る仕事というのが一番です。壁などに隠れて直接見えないのが圧倒的に多いですが、一つの建物として残るので「おぉこれはうちの会社でやったんだ」という達成感があります。スタルヒン球場のライト側の照明１基や旭川駅の横のツルハビルも当社で建てていて、自分の子どもに自慢できる仕事だと思います。鉄骨自体は100年ほど持つので先に壁などが傷んできますが、改修すれば１世紀は残る建物です！

　もともと鷹栖町での仕事が多かったこともあり、平成８年に鷹栖町に移転してきました。鷹栖町では振興公社農産加工場、野菜集出荷施設、大型車庫、はぴねすの車庫、農業倉庫など多数手がけています。

　一番はやる気のある方。特に資格は必要ありません。
　工業系高校出身とか専門知識も必要ありません。経営陣を含めて社員の多くは普通高で、何も知らないまま入ったんですね。だから仕事へのハードルは全くないです。みんな最初は素人で機械も触れないところからのスタート。研修で学び先輩から学び、少しずつ成長していくものです。やる気があれば乗り越えていけます！
　女性も活躍していますよ。設計部門に２名の女性がおり、今年も１名入社します。