地球温暖化への警鐘(広報10月号の町長コラム)

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「私たちは絶滅に差し掛かっているのに、あなたたちの話すのは、お金のことと、永遠に続く経済成長というおとぎ話だけ」。

国連の『気候行動サミット』でスウェーデンのグレタ・トゥンベリさん(16歳)が、全世界に訴えかけた言葉が反響を呼んでいる。

気温や海水温の上昇による「地球温暖化」は、異常気象の原因とも言われ、最近は想定外の大災害も日本の至る所で数多く起こっている。

次世代のために温暖化を防ぎ、安心して生活できる環境を守るために、「自分ごととして今、何ができるか」真剣に考えることが必要だ。

北野小学校の5・6年生は、平成7年からオサラッペ川の水質調査を毎年行っており、今年も9月6日に上流地点の知遠別から調査を開始し、中流地点の北都橋を経て、最後は下流の鷹栖橋下で水質や水中生物の調査をしている。10年前の平成21年から比較してみると、水中の清浄度を示すCOD(科学的酸素要求量)も全箇所で改善され、特に上流ではヤマメの生息も確認されている。

昨年の調査後に書いた作文には「川がきれいになっていることが、うれしかった。でもよく見ると川には多くのごみも捨てられているので、清掃活動をしてもっときれいなオサラッペ川にしたいです。」と思いを寄せていたことは、故郷を愛する子どもたちの純粋な気持ちだろう。

しかし、川を汚しているのは、子どもたちだろうか。

私たち大人の責任は重い。

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