「SOS」の電話から(広報7月号の町長コラム)

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日本多胎児支援協会主催の第9回全国フォーラムが、6月10日に旭川市で開催され、縁があって招待された。「多胎児育児サークルハッピーキッズ旭川支部」代表の町内在住の双子のお母さん・金森聖美さんが事務局の中心で活躍されている。彼女とは、私が福祉課子育て支援担当時代の一本の「SOSの電話」からのお付き合いになる。

季節は冬。子育て支援センターが開設間もない時であり、「センターに行きたくても、行けない。外出を手伝ってほしい。」という電話であった。正直、ピンと来なかった。聞くと、双子の赤ちゃんの身支度に、防寒着を着せて、二人を車に乗せる。30分以上も費やす重労働に「手伝ってほしい」は、勇気を振り絞っての一言だったように思う。

困ったと言うより先に顔が浮かんだ民生委員さんにすぐにお願いし、自宅へのお迎えから帰宅まで協力を仰ぎ、センターに来所できる環境が出来上がった。現在のセンターでは、当たり前の光景である「子育てボランティアさん」が誕生した「きっかけ」となる出来事だ。

フォーラムのあいさつでも恥ずかしながら、「役場は言わないと気づかない所」と吐露したが、双子の親である助産師さんや保健師さんも出産した翌日から本当の大変さが解ったと、異口同音に話された。同時に多胎児はもちろん、全ての子どもたちが家族に愛され、地域に支えられて幸せに成長できるよう活動する多くの町民の方がいることも皆さんに知ってもらいたい。

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