2023年 新年のごあいさつ(広報たかす1月号より)
新年、あけましておめでとうございます。町民の皆さまにおかれましては、輝かしい新年を迎えられましたことに、謹んでお喜び申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の国内発生から3年が経過しておりますが、いまだ収束したとはいえない状況が続いています。
町では、ワクチンの集団接種を定期的に行っているほか、近年の物価高騰に対して子育て世代に対する給付金や事業者支援など、引き続きコロナ収束に向けた生活・経済面での取り組みを進めてまいります。
昨年は、コロナによる自粛から一歩抜け出し、感染予防に対応しながら知恵と工夫でさまざまな取り組みが展開されてきました。パレットヒルズ夏まつりや、まちLabo参加者による劇団の立ち上げとミュージカルの開演、子ども食堂の開催、朝市・マルシェの定期開催、モデル地区である北成・北斗・中央地区における新たな地域運営体制の立ち上げなど、地域住民の皆さまがコロナに屈することなく地域に賑わいを取り戻したいと気概に満ちた姿は、次代の鷹栖町を支え導いてくれる人財として、心から頼もしく思いました。
また、重点施策の一つとして進めている鷹栖市街地の賑わいづくりと活性化にむけ、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスと連携協力協定を結び、市街地コミュニティを起点とした3年間のプロジェクトを始動しました。今年は、昨年9月に学生から提言された内容を軸に、「ふらっと」を拠点とした地域住民と学生共同による住民活動や交流を創造する実践が開始されます。
農業の分野においては、北野地区の国営緊急農地再編整備事業が最終盤を迎え、北成地区や鷹栖南地区の道営基盤整備事業も順調に進んでおります。農業交流センター「あったかファーム」での新規就農者の育成や卒業後の営農地である野菜団地の造成も完了し、これからも「農業のまち」として共に成長し、大切に育て守り抜くことに全力を上げてまいります。
町民の皆さまが「このまちに住み続けたい」と心から願えるまちを創るため、まちづくりを「我がごと」と捉え、誰もが参画できる仕組みを皆さまとともに創り上げてまいりますので、これからもご指導とご協力をお願い申し上げます。
結びになりますが、町民の皆さまのご健勝と実り多き1年となりますよう心よりお祈りし、新年のごあいさつといたします。